2010年3月8日月曜日

ワークショップ(午後) 連帯の経済をめざして

連帯の経済をめざして

3月22日(祝) 午後1時半〜4時


・・・人を豊かにするはずのモノやお金はあり余っているのに、いったいどこへ行ったのでしょうか?金融機関の融資の80%以上は金融部門に回っていて(企業買収や投機に使われます)、雇用を生み出すような生産や流通、消費には回っていません。税金を逃れるためのタックスヘイブンには、十数兆ドルの資金が隠匿されています。「お金の流れを変える」- さまざまな運動の経験と構想を共有します。

第1部:お金の流れを変えよう

お金が一部の国の一部の人たちに集まり、世界の貧困が拡大する(最近では「先進」国でも)仕組みを、自由貿易、通貨投機、途上国の債務の観点から明らかにし、グローバルな対案を提案してきた運動団体からの報告と問題提起を受けます。

マリー・ルーさん:Our World Is Not For Sale(OWINFSネットワーク代表。フィリピン。OWINFSはWTOやFTAによる自由貿易に伴う「南」の諸国の貧困、環境破壊と闘う世界各地の運動団体のネットワーク。http://www.ourworldisnotforsale.org/en

稲垣 豊さん:ATTAC-Japan(首都圏)。ATTACは新自由主義グローバリゼーションに反対する世界的なネットワークで、通貨取引に課税することで金融投機を抑止し、その税収を世界の貧困解消と環境保全に役立てることを提唱しています。

内富 一さん:ジュビリー関西ネットワーク。途上国の貧困問題と債務問題の解決をめざしてODA改革ネット関西や関西フィリピン人権情報アクションセンターなどでも活動している。

第2部:地域から変わる-自立と連帯の取り組み

途上国のマイクロファイナンス機関等に融資しているオイコクレジット・ジャパンや、フェアトレードの運動に関わってきた小吹岳志さんの報告と、今年1月にブラジルで開催された連帯経済フォーラムに参加された広田裕之さんの報告を中心に、新しい、持続可能な経済モデルを考えます。

小吹岳志さん:フェアトレード・サマサマ、オイコクレジット・ジャパン事務局長。商社勤務の後、(社)アジア協会アジア友の会スタッフとして、東南・南アジア各地で井戸掘り、植林、教育支援等。99年よりタイ・ネパ−ル・バングラデシュ等、アジア7カ国、10の生産者団体と取引。女性の自立支援に努める。また、フェアトレード普及のため、各地の学校や他のNGO・行政とともに、セミナーやワークショップを積極的に行う。

広田 裕之さん。補完通貨研究所JAPAN。1999年より地域通貨の研究を始め、その後連帯経済全般にも関心を持つ。著書: 「地域通貨入門」(アルテ、2005)、「シルビオ・ゲゼル入門」(アルテ、2009)など。http://www.olccjp.net/

主催:「連帯の経済をめざして」ワークショップ実行委員会(オイコクレジット・ジャパン、フェアトレード・サマサマ、ATTAC全国ネットワーク、ジュビリー関西)


PDF版ちらし
 http://socialforum.jp/socialforum/PDF/chirashi/SolidarityEconomy.pdf

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