2010年3月8日月曜日

ワークショップ(午前) 「高学歴ワーキングプア〜過労死・過労自殺を考える〜」

おおさか社会フォーラム ワークショップ
「高学歴ワーキングプア〜過労死・過労自殺を考える〜」のお知らせ

■日時:2010年3月22日(月)  10:00〜12:30

■会場:エルおおさか606(6階)
(京阪「天満橋」・地下鉄谷町線「天満橋」駅 徒歩5分)

■プログラム:
①小森田精子(日本科学者会議代表幹事)
「ポスドク問題としての苗登明過労死事件」
②北口久雄(JSA大阪支部)
「システムエンジニア(SE)の過労自死について」
③上出恭子(あべの総合法律事務所)
「研究職の過重性に関する裁判官の判断の傾向」
④討論

■参加費:1,000円(おおさか社会フォーラムへの参加費用)
 (ただし高校生以下、介助者は無料。その他個々の事情に応じた措置を検討)

■概要:
 高学歴ワーキングプア問題を、過労死・過労自殺との関係で議論し、高学歴だからといって必ずしも収入・生活の安定が得られない現実を考える。
 まず、日本におけるポスドク問題のさきがけとして、大阪高裁での中国人ポスドクの過労死認定を求める裁判を語る。研究職を目指して博士号をとったとしても、多くのポスドクは研究を続けるために不安定雇用の立場におかれている。さらに大型研究プロジェクトや企業の厳しい成果主義は、研究者の働く環境を追いつめ、過労死さえも生み出した。このような研究者の現状は、学問にあこがれ研究が好きで進学した大学院生、若手研究者の気持ちをもくじいている。
 次に、20代のシステムエンジニアの過労自死事件について、遺族であり裁判を係争中でもある原告が、ソフトウェア開発労働の特質を語る。
 紹介する2つの事件では、単純に労働時間だけを過労死の基準としてとらえることの問題、理系出身研究者・技術者における労働の特質を明らかにする。その上で、最後に、過労死裁判の最前線で活躍する弁護士が、法廷における論点・争点を報告する。

■主催:日本科学者会議大阪支部

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